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ニュース|2025.5.20
老舗温泉旅館「平野屋」×歌人 木下龍也による
特別企画展「短歌と思い出のつづき」を
文喫 栄で開催します
ひらくが運営する「文喫 栄」にて、2025年6月3日(火)から29日(日)の期間、現代短歌ブームを牽引する歌人・木下龍也さんが、愛知県蒲郡にある三谷温泉の老舗旅館「平野屋」で過ごした体験をもとに書き下ろした短歌や、「蒲郡」「旅」「宿」をテーマに選んだ短歌、それにまつわる本を展示する、入場無料の企画展「短歌と思い出のつづき」を開催します。
また、期間中の6月20日(金)には、蒲郡に滞在した際のエピソードや書き下ろし短歌に込めた情景と想いを、木下龍也さん自身が語るトークイベント「木下龍也と思い出のつづき」を開催します。

■コラボレーションの背景
三谷温泉「平野屋」は、愛知県内有数の温泉地である蒲郡において、創業90年以上の歴史を持つ老舗温泉旅館です。蒲郡が「千載和歌集」の選者としても知られる歌人・藤原俊成によって開発された地でもあることから、平野屋では、館内に“言葉のアトリエ”という名のライブラリスペースを設け、各客室には短歌を詠むための一筆箋とペンのセットを短歌の本とともに用意するなど、日常から離れて自分の時間を過ごせる旅館ならではの、言葉の世界に浸る特別な体験を提供しています。
今回の企画展は、そんな蒲郡と短歌の魅力を、現代短歌ブームを牽引する歌人・木下龍也さんとのコラボレーションによって、さらに多くの人々に伝えたいという平野屋の想いから実現しました。
会場では、木下龍也さんの詠んだ短歌をたのしめるだけでなく、平野屋の「言葉のアトリエ」を縮小再現した空間で、来場者ご自身でも作歌をご体験いただけます。また、詠んだ短歌を文喫スタッフにお渡しいただいた方には、木下さんの書き下ろし新作短歌をあしらった栞をプレゼントいたします(全5種、ランダム配布となります)。