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イベント|2023.7.13
千原徹也さん・安達祐実さんが
「アイスクリームフィーバー」撮影を振り返る
文喫 六本木で試写イベントを実施しました
7月7日(金)、映画「アイスクリームフィーバー」の公開に先がけて、
文喫 六本木にて同作の試写イベントを開催しました。
試写上映後のアフタートークには、千原徹也監督と、映画「アイスクリームフィーバー」に出演した安達祐実さんが登壇。
映画を撮ることへの思いや撮影中のエピソードが、かねてより親交の深かった二人ならではの和気あいあいとした雰囲気で語られました。
安達さんからの
「映画監督は、アートディレクターとはまったく違ったものづくりだったはず。どうだったの?」
という問いかけに対して、千原監督はあらためて撮影を振り返り
「この映画で何かを伝えたいというよりも、まず映画を撮りたかった。なにかと正解や意図を求められがちな世の中において、『アイスクリームフィーバー』はそれに抗うようなところもあると思う」
一方の安達さんは、
「映画監督としての千原さんとは初めてのお仕事で、どんな感じのお芝居になるだろうと思っていたけど、垣根がないというか、頑張って一歩踏み出すみたいな気負いがなく自然なまま臨めた。ずっと前から千原さんが映画監督をやりたいって言っているのを知っていたから、初監督の現場に自分がいられることがすごく嬉しかった」
「役者さんだけじゃない現場でしたけど、みなさんすごく演技がうまいですよね。特に詩羽さんやはっとりさんは初めての演技なのに! はっとりさんの電話のシーンなんて、本当に通話しているのかと思いました」
これに対して千原監督も
「皆さん本当に、初めての監督作にこんなにまっすぐ向き合ってくれて、すごくうれしかった」
とコメントしました。
映画公開は7月14日(金)。
「公開日が迫ってきて、どんどんメンタルが弱ってきている」
と苦笑いしながらこぼす千原監督に、安達さんが
「絶対大丈夫。いい作品です」と笑いかけると、
「できればあと5本くらい、ダークなものとか、今作とは違う雰囲気の映画も撮ってみたい」
「また映画を撮るチャンスがつくれたら、今度は安達さんのことももっと時間をかけて撮りたい」
と今後への意欲ものぞかせ、イベントは盛会のうちに終了しました。
また、試写イベント前には、千原徹也監督の著書『人も企業も街も変える クリエイティブの裏技。』(誠文堂新光社、以下『クリエイティブの裏技。』)の刊行を記念して、千原監督が“一日店長”として選書と棚づくりを行う企画「文喫 六本木の一日店長」も実施しました。
「文喫 六本木の一日店長」は、さまざまなフィールドで活躍する著名人が、“本と出会うための本屋”文喫 六本木の一日限定の店長として選書棚づくりを行い、名刺交換をはじめとした来場者と交流するという、文喫 六本木が昨年スタートしたイベントシリーズです。
『クリエイティブの裏技。』は、千原監督が代表をつとめるデザインオフィス「れもんらいふ」初の作品集。
シブヤ・トーキョーカルチャーを牽引する“アートディレクター 千原徹也”のアートワークとデザインロジックを一挙に公開する、集大成といえる一冊となっています。
一日店長イベントを行ったのは、同書の発売初日。今回のイベントは、世界最速の著書サイン会ともなりました。
千原監督は一日店長として、これまでに手がけた仕事や『クリエイティブの裏技。』執筆にあたってインスピレーションを受けた本を集め、映画「アイスクリームフィーバー」のサイン入り台本や、映画の原案となった「アイスクリーム熱」がおさめられている『愛の夢とか』(川上未映子、講談社文庫)などとともに、選書棚を自らの手でディスプレイ。
奇しくも同じグラフィックデザイナーから映画監督となった、自身が尊敬する伊丹十三の著書も並んでいます。
話題のアートディレクターであり、念願の映画監督デビューを果たした千原徹也さんの頭の中を垣間見ることのできるこの棚は、『クリエイティブの裏技。』の“副読本”ともいえるでしょう。
選書棚は7月14日(金)まで文喫 六本木にて展開され、いずれの本も実際に手にとることができます。(一部非売品あり)
映画「アイスクリームフィーバー」公開にあたって開催されてきたイベントのなかでも、自身のクリエイティブを本で表現したり、監督とファンが直接交流するのは珍しいことです。
一日店長イベントを振り返って千原監督は
「いざ実際に本を選んだり棚をつくったりしたことで、自分のルーツが本にあり、本から得たものが映画製作につながっているとあらためて感じました。自分にとって、本は自然なアイテムだったのだという気づきがありました」とコメントしました。
なお、文喫 六本木では、8月7日(月)まで、
映画「アイスクリームフィーバー」とのコラボレーションイベント
「文喫×アイスクリームフィーバー」を実施中です。
「文喫×アイスクリームフィーバー」では、
映画ポスターやサイン入り台本、パンフレットなどを展示。
原案となった「アイスクリーム熱」収録の『愛の夢とか』(川上未映子/講談社文庫)や、
劇中に登場するオリジナルアイスクリームの販売も行われています。
(アイスクリームは数量限定、なくなり次第終了)
■「文喫×アイスクリームフィーバー」実施概要
内容:
映画「アイスクリームフィーバー」ポスター、サイン入り台本の展示
「文喫 六本木 千原徹也の一日店長」選書棚の展開 ※7月14日(金)まで
猿田彦珈琲×映画「アイスクリームフィーバー」コラボアイスクリームの販売(全3種)
期間:2023年7月7日(金)~8月7日(月)
場所:文喫 六本木 入場無料エリア
営業時間:9:00~20:00(19:30ラストオーダー)
(アイスクリームは数量限定、なくなり次第販売終了)
■本件に関するお問い合わせ
文喫 六本木 担当:伊藤
TEL:03-6438-9120