百貨店と本屋は何処か似ています。
百貨店は「百貨」と業態にその名がつく通り、
暮らしを豊かにするモノやコトを
大きな横幅を持って提供してきました。
それぞれ一人一人の生活者に寄り添って、
深く長い付き合いをしてきた“奥行き”も
地域の老舗百貨店「岩田屋」ならではです。
「友人の結婚式、何を着ていこう。」
「晴れの日のお祝いは岩田屋のレストランで。」
「我が家は祖母の代から何かあれば岩田屋。」人生において、とりわけ想い出に残る印象的なシーンを、
福岡の地で彩ってきました。
本屋は、ありとあらゆるジャンルを取り扱っている場所です。
ありとあらゆる領域まで網羅されているのが本というモノです。
たとえ、本そのものには興味関心がなくても、
必ずそこには、自分自身の興味関心が詰まっています。
そして、本は、あたかも何処か別の世界へ誘ってくれるかのような体験をもたらします。
そういった意味で“奥行き”があるのが本屋だと考えています。
百貨店と本屋、それぞれ今の置かれた状況は決して追い風ではない。
ただ、これからの時代、一人一人の生活者に対して、
どれだけ深く付き合っていけるか、愛されていけるかが
とても重要になってくるのだと、私たちは考えます。
その中で、百貨店と本屋は、生活者に深く伴走できる
新業態をプロデュースしました。
“百貨店と一緒に。”
私たちは本と本屋の可能性を追い求め続け、
その価値を更に拡張していきたいと考えています。
本の楽しみ方は人それぞれで、本屋に対する解釈の仕方も異なります。
ある人には、1冊の本を最初から最後まで
隅々まで読むことが楽しみであるかもしれません。
またある人には、本の中のたった一節が心を打ち、
人生を大きく変える可能性があります。
そしてある人には、本の表紙を眺めていることが、
ただただ好きなのかもしれません。
本屋という場所にも同じことが言えます。
目的のある/なし、その時の心情、誰と一緒にいるのか。
そうしたシチュエーション次第で、
本屋としての捉え方や、過ごし方が変わってきます。
だからこそ、私たち「文喫」は、本と本屋に対し、
魅力であると感じる点を引き延ばせるよう、
本と出会える場所のプロデュースや、
本の愉しみ方や過ごし方を拡げる企画・サービスを行っています。
こうしたことが、本と本屋の価値を拡げることに
つながると信じています。
多くのモノ・コトが自宅に居ながらにして得られる時代。
だからこそ、リアルな場所はより一層、
“あえてそこに行く価値”を求められています。
これからの小売業界は、一人ひとりの生活者に対して、
どれだけ深く寄り添っていけるか、愛される場所になっていけるかが、
とても重要な指標になってくるのではないでしょうか。
そして、本来、百貨店と本屋はそういった心が豊かになる
文化的な場所だったのだと思います。
本と出会うための本屋「文喫」と
高感度の学びを提供する文化拠点「学 IWATAYA」。
本との偶然の出会いから始まり、
知って、深めて、体験するといった一続きの文脈から、
自然発生的に仲間との輪が広がり、
新しい興味関心がまた拓けるという
“学びのサイクル”を提供していきます。
文喫の本質的価値を
引き伸ばす。
文喫 福岡天神
公式HP▶bunkitsu-tenjin.jp
オープン日:2021年3月(2022年10月リニューアル)
アクセス:〒810-8680 福岡県福岡市中央区天神2-5-35 岩田屋本店本館7階
地下鉄空港線 天神駅・七隈線 天神南駅・西鉄天神大牟田線 福岡(天神)駅より 徒歩5分
営業時間:10:00 ~ 20:00(L.O. 19:30)
定休日:岩田屋本店に準ずる
席数 :170席
店長:入江 悠子
副店長:天野 加奈・大田 海斗
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