「旅館を泊まる場所から通う場所にしたい」
「そして、嬉野の茶農家と店舗空間を共有した本屋を作りたい」
─和多屋別荘の代表 小原社長からはじめて相談をいただいた際に共有されたビジョンです。
和多屋別荘様は、新型コロナウィルスのまん延により Withコロナの観光業の在り方や新たなビジネスモデルが求められる中、旅館を「泊まる場所から通う場所」へと転換するプロジェクトをスタート。そのなかで、時間を過ごす場所という機能を求めて「お茶と読書を愉しむための書店」の開業に至りました。
そして、2021年11月3日には書店を含め7施設を同時オープンする運びとなりました。
旅館という事業の
モデルチェンジ
三服のネーミングは、お茶の「一服する」から来ています。
和多屋別荘のなかで一息つける場所となり、
チェックインの後や食事の前、湯上りの気持ちがいい時間など「滞在中のちょっとした時間に何度でも休憩しに来てもらいたい」という思いを込めています。また、本のジャンルも入門的なものから専門的なものまで段階を踏んで知識を深めていける構成にしています。
このように空間や体験のグラデーションを表現する考え方として「三服」と名付けました。
ネーミングに込めた思い
三服というグラデーションを感じるネーミングに基づいて、本の専門性も深めていくようなラインナップにしています。
そして、店内では三台の平台を用いて上記のコンセプトを象徴的に表しています。
一服:手に取りやすい入門的な本
二服:普段なら手が伸びづらい専門性の高い人文書など
三服:一般書店には置かれないような専門性の高い本
一服・二服・三服と
深めていく
佐賀県嬉野市の茶農家、副島園は3代続く茶農家です。現在の農園主副島仁と父敏之で、20年ほど前から無農薬・減農薬の取り組みを始め、虫とともに、チャの木と毎日向き合っております。お茶を通して人が集まり、会話が生まれ、交流が生まれることが大事だと考えており、そこには美味しく、正直で安心できる生産過程を経たお茶が必要だと考えて活動を続けております。どうぞ、よろしくお願いします。
http://soejimaen.jp/
副島園
設計/デザインを軸としながら、社会課題の解決や、エリアの開発、新しいカルチャーの創出などを実現する複合的なチーム。嬉野エリアでは、温泉公園や嬉野茶時など様々なプロジェクトに参画している。
https://www.open-a.co.jp
株式会社OpenA
BOOKS & TEA 三服
株式会社和多屋別荘
〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738 和多屋別荘内
公式サイト:https://wataya.co.jp/
設計/デザイン:株式会社OpenA
設計/デザインを軸としながら、社会課題の解決や、エリアの開発、新しいカルチャーの創出などを実現する複合的なチーム。嬉野エリアでは、温泉公園や嬉野茶時など様々なプロジェクトに参画している。
企画/運営支援:株式会社ひらく・日本出版販売株式会社
ロゴデザイナー:大渡大士(OWATARI DESIGN)
佐賀県嬉野市吉田地区出身。服飾大学在学中にグラフィックデザインに興味を持ち独立。飲食業、地方創生業、アパレル事業などに携わり、店舗や商品、企業のブランディングのため、デザイン、ディレクションを行なっている。
担当:
プロデューサー:染谷 拓郎
ブックディレクター:深井 航、上田朱音
堤 優衣(日本出版販売株式会社)
最終更新日:2024年7月3日
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