「2100年の結婚式」というテーマは、いま現在からずいぶん先のことのように思えますが、実際は地続きの未来です。
きっと結婚式においてもすべてがガラッと変わっているのではなく、愛を誓うための儀式であることや結婚する二人を祝福する気持ちは変わらないはず。
今回、「ミライ」エリアを担当させていただくにあたり、突飛な未来を空想することではなく、いまこの時に大切に感じていることの何が変わり、何が変わらないかを提示することが重要だと考えました。
「2100年の結婚式」というオーダーにどう応えるか
「変わるものと変わらないもの」
このように企画コンセプトを立てたうえで、会場での体験や流れをイメージしながらコンテンツを設定していきました。
まず一つ目は2100年のある結婚式当日になにが起こるのかを描くショートストーリーです。大きなテーマを提示することで来場者とイメージを共有し、2100年の結婚式への想像力を膨らませます。
執筆は、芸人であり芥川賞受賞作家の又吉直樹さんにお願いしました。デビュー作から変わらず一貫して人間の本質的な部分を描いてきた又吉さんらしく、2100年の結婚式というテーマでも「変わるものと変わらないもの」を描いていただきました。
変わるものと変わらないもの
二つ目は、結婚式をより具体的な5つのテーマに落とし込んだエッセイとイラストです。2100年においても変わらないであろう結婚式の「祝う」「飾る」「食べる」「守る」「誓う」という要素をテーマとしました。
各テーマにエッセイストとイラストレーター1組ずつ計10名を配置することで、様々な目線から立体的に結婚式を浮かび上がらせました。
詳細はクリエイティブディレクションのページをご覧ください。
様々な目線からテーマを浮かび上がらせる
三つ目には結婚式を象徴するものとして、バージンロード&チャペルとドレスを実際に展示する計画としました。
来場者はストーリーやエッセイ、イラストによって2100年や結婚式への想像力や好奇心が刺激されています。いわば助走をつくった状態で、具体的なモノを目にすることで2100年という未来をより身近に感じていただくことができました。
詳細はプロデュースのページをご覧ください。
ストーリーやイラストで助走をつくる
1980年大阪府寝屋川市生まれ。吉本興業所属のお笑いコンビ「ピース」として活動中。2015年に本格的な小説デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞。同作は累計発行部数300万部以上のベストセラー。2017年には初の恋愛小説となる『劇場』を発表。最新刊に初めての新聞連載作『人間』がある。他の著書に『東京百景』『第2図書係補佐』など。
芸人/小説家
又吉直樹
開催の模様についてはWedding Park 2100公式サイトをご覧ください。
https://2100.weddingpark.net/mirai/report/680/
開催の模様について
Wedding Park 2100
株式会社ウエディングパーク
〒107-0062 東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル 6F
ポップアップ型ショールーム「MuSuBu」(2021年)
〒108-0071 東京都港区白金台4-9-19 HAPPO-EN URBAN SQUARE 1・2F
文化複合施設「スパイラル」(2022年)
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
(2021年)
プロデュース:武藤事務所株式会社、株式会社読売広告社、YOURS BOOK STORE(日本出版販売株式会社)※当時
プロジェクトマネジメント:株式会社読広クロスコム
イベント運営:株式会社八芳園、株式会社読売広告社
会場構成:高橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ
メインストーリー:又吉直樹
ドレス展示:UMIMAE BROTHERS
衣装協力:株式会社フォーシスアンドカンパニー
デザイン:しょうのまき
担当:
プロデュース/プランニング:染谷 拓郎
プロジェクトマネジメント/アートディレクション:深井 航
(2022年)
プロデュース:武藤事務所株式会社、株式会社読売広告社、株式会社ひらく
プロジェクトマネジメント:株式会社読広クロスコム
イベント運営:株式会社読売広告社
会場構成:高橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ
装飾花:株式会社日比谷花壇
ストーリー:又吉直樹
デザイン:しょうのまき(まっきいろデザイン)
担当:
プロデュース/プランニング:染谷 拓郎(株式会社ひらく)
プロジェクトマネジメント/アートディレクション:深井 航(株式会社ひらく)
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