「衣食住遊休知」からなる選書
「本に囲まれて暮らすように滞在する」
というホテルのコンセプトを体現するために、
書籍のセレクトはどうするべきか。
議論を重ねて出した答えが、
日常と非日常を行き来するようなジャンルにすることでした。
暮らしの只中にある、着ること、食べること、住むことといった衣食住から、
遊ぶこと、休むこと、知ることといった非日常に接続する選書にしました。
館内をめぐって、自分の目と手で予期せぬ本との出会いを楽しんでいただきたいので、館内には本の紹介ポップや、検索機はありません。
箱根本箱で体験していただきたいのは、「欲しい本を一直線に見つける」ことではなく、「意識していなかったけれど、本当は求めていた出会い」を提供すること。
街の本屋さんとはちがった本との体験を意図して設計しています。