出版業界、本屋業界全体の市場は
長年停滞していると言われている。
一方、オンラインショップ、電子書籍など
IT技術を活用した利便性の高い本の購買体験は
当たり前になった。
最早「本屋に行くということ」自体が
日常ではなくなりつつある今、
文喫では「街中の本屋の価値とは何か」
ということの再定義を試みている。
本屋はもともと本と出会うための場である。
「本と出会うための本屋」と、あえて言う。
それは、本屋をめぐる状況が変化する中で、
本屋の価値、本の価値と
まっすぐ向き合うという意思表示でもあり、
訪れる人に「本と出会う」という、
ひとつの目的を持ってもらう意味もある。
「本と出会うための本屋」
と、あえて言う。

本のある空間は、本だけでなく、
プロダクトのプレゼンテーションの場としても大きな価値がある。
本とプロダクトを組み合わせることで見る人のフレームが変わる。
なじみのない世界に入りやすくなったり、
プロダクトの背後にある作り手のストーリーを伝えたり。
ただそこにあるものとして接するのではなく、
深く入り込んで内面化しながら
本のように関係を結ぶことができるようになる。
プロダクトの
プレゼンテーションの場

“東京はものづくりの町でもあります。
本棚の間を巡り、一冊の本と出会い、ページを開くように、
私たちのマチにあるモノヅクリの世界に入り込んでみませんか。”「モノヅクリするマチ」展。
江東区とタイアップし、ものづくりの町・東京の姿を
本とプロダクトの展示によって表現した。
選書のプロセスでは、
作り手へのインタビューをもとにキーワードを引き出し、
ひとつの企業に対して複数の本を選ぶことで、
本を介してプロダクトへの興味関心を引き出した。
行政のブランディングは伝えるルートが
限られていることが大きな課題。
本屋という親しみやすい場で展示することで、
見る人が自ら発信したくなるような状況を
つくり出すことができる。
江東区タイアップ
「モノヅクリするマチ」展



文喫 六本木
オープン日:2018年12月
アクセス:〒106-0032 東京都港区六本木 6-1-20 六本木電気ビル 1F
地下鉄日比谷線・大江戸線六本木駅3・1A出口より徒歩1分
営業時間:9:00 ~ 21:00(L.O. 20:30)
定休日:不定休
席数 :90席
入場料:1,650円(税込) ※土日祝の入場料は2,530円(税込)
公式サイト:bunkitsu.jp
プロデュース:株式会社ひらく、日本出版販売株式会社、株式会社スマイルズ
ブックディレクション:株式会社ひらく
店舗運営:株式会社ひらく・株式会社リブロプラス
担当:
プロデューサー:武田 建悟 (株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
ストアマネージャー:伊藤 晃(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社 / 株式会社リブロプラス)
チーフブックディレクター:有地 和毅(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
サブストアマネージャー・ブックディレクター:及川 貴子(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社 / 株式会社リブロプラス)
アシスタントディレクター:棚橋 美穂(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
プロジェクトマネージャー:谷村 藍(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
上原 満里子(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
WEBディレクター・エディター:浅野 有紀(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
ストアスタッフ:山内 璃子(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社 / 株式会社リブロプラス)
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