お気づきかと思いますが、
今回のプロジェクトに「本」は全く登場しません。
では私たちは一体何を提供しているのか。
それは、「(業界)外の視点を掛け合わせる」ということだと思っています。
ウエディングパークさんがブライダル業界に閉じず色々な業界へ可能性を広げていくにあたって、
「こういう視点があると面白いんじゃないですか」
「こういう人がいますよ」
ということをウエディングパークさんやブライダル業界に投げかけながら、来場していただいた方にもそういう発見を持って帰ってもらうことがひらくの提供価値だと思っています。
そしてこれは実は、「こういう本ありますよ」という、いわゆる選書とちょっと似ています。本も、誰かの視点がまとまったものです。同じように、「こういう視点がありますよね」ということの提示の仕方としては、本を差し出すことと、アーティストの提案。この2つは意外と地続きの部分があると感じており、ひらくとしてもWedding Park2100プロジェクトを通して、視点を提供する手段が本に留まらず、どんどん幅が広がってきています。
体験を提供するという観点では、イベントや音楽など本に閉じない方がより色々な方に体験してもらえますし、ウエディングパークさんは出版業界の会社ではないですから本にこだわる必要はありません。私たちはその中で、文化的な「目利き」のような機能を期待していただいていると思っています。
視点を提供する
空間全体のプロデュースでは、プロジェクトビジョンとアーティストがやりたいことのバランスを取ることも大切にしています。
アーティストの方々には基本的に条件だけお伝えしたらアウトプット自体には口を出さないのですが、Wedding Park2100プロジェクト全体のバランスを見ながらディレクションするということはかなり意識しています。
私たちはアーティストではありませんが、アーティストともビジネスサイドとも話ができ、文化とビジネスのバランスが取れる「仲介者」であることがひらくならではのポジションです。だからこそ今回のように様々な企業を繋げる立ち位置として活躍できているのだと思っています。
これは祖業である出版取次にも通ずる部分があります。
今後は全国ツアーや拠点の創設などさらに規模を拡大していくことで、参加した企業がそれぞれ2100年の結婚式を考え、工夫していけるようにしたいと話しています。
そして実際に「Wedding Park」をつくれたらすごいですよね。
文化とビジネスのバランスが取れる
仲介者であること
Wedding Park 2100「Parkになろう」(2023年)
株式会社ウエディングパーク
〒107-0062 東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル 6F
東京開催
日程:2023年3月21日(火・祝)〜24日(金)11時〜18時
場所:渋谷区立宮下公園 (MIYASHITA PARK 屋上)/東京都渋谷区渋谷1-26-5
大阪開催
日程:2023年3月28日(火)〜29日(水)11時〜18時
場所:グランフロント大阪 北館1Fナレッジプラザ/大阪府大阪市北区大深町3-1
プロデュース:武藤事務所株式会社、株式会社読売広告社、株式会社ひらく
プロジェクトマネジメント:株式会社読広クロスコム
イベント運営:株式会社読売広告社、株式会社ひらく
会場構成:高橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ、株式会社ひらく
デザイン:しょうのまき
担当:
プロデュース/プランニング:染谷 拓郎
プロジェクトマネジメント/アートディレクション:深井 航
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