文喫六本木がある場所は、以前多くのカルチャーを生み出していた
本屋があった場所です。
我々を取り巻く、廃業や閉店といったワードが
すべての始まりで、それに対する危機意識とアンサーのひとつ。
単に話題をつくりたいのではなく、我々が本業としてる取次事業や
小売事業との未来をどうするかというテーマが込められています。
本屋のあった場所で。

市場の停滞や、オンラインショップや電子書籍など
利便性の高い購買、読書体験が当たり前になっていき、
街の本屋に行くということ自体が日常ではなくなりつつある中で、
「街の本屋の価値とは何か?」ということの再定義を試みた。
リアルな場ならではの「検索では至らぬ本との巡り合い」
「偶発的な本との出会い」に焦点を当てたビジネス設計。
検索では至らぬ
本との巡り合い

まるでデパートのショーウィンドウのように。
街を行き交う人たちにも、企画展を入り口に、
まずは店内に入って頂くための機能を備える。
定期的に展示内容は編集され、文喫の表情を色を変えていく。
間口を広げる
企画展示室

眺めているだけで楽しい、そんな雑誌を集めました。
六本木の街に合わせたタイトルからニッチなタイトルまで、
本を楽しむ“きっかけ”がつくれたら。
「遊びごころ」も大切に。
棚を開けると、雑誌の特集やデザインに合わせた
書籍が待っています。
本を楽しむ
きっかけを生み出す
マガジンウォール

1点1冊で3万点。
コンパクトながらラインナップを充実させています。
ジャンルはごく一般的で、ある程度は目的の場所まで辿りつけますが
あえて全体的にごちゃごちゃに展開しています。
ただ、雑多のようで緻密。それぞれに文脈があります。
何かお目当ての本を探していたら、
全く違った興味関心が掻き立てられる、
ザッピングする楽しさを表現。
検索では出会えない偶然の出会い。
雑多なようで緻密な
文脈を成す選書室

珈琲と煎茶は飲み放題。だけど妥協せず。
京都の小川珈琲さんにご協力頂いており、豆も店内で挽いています。
ただし、あくまで飲食は“本を楽しむための引き立て役”
として考えています。一日どっぷりと本と過ごしてもらうとなると、
喉も乾くし、小腹も減ってしまう。
外の日常に戻らずとも、文喫六本木の中で、
物語を完結できればと考えました。
一息つける喫茶室
-scaled-e1621935922396.jpg)
本と深く向き合って過ごす空間をご用意。
背面には建築やデザイン、ファッションといった
ジャンルの書籍をラインナップ。
アイデアソースをその場で得て、
自身のクリエイティブ活動に生かすといったシーンを描く。
本と向き合う閲覧室

どさっと本を持ち込んで、
チームで次回のプレゼンへ向けて、作戦を練る。
一人で籠って、本から得たアイデアを元に思考を巡らす。
1冊の本をきっかけに、話の輪が広がる。
六本木通りを見渡せる場所で、様々な利用のシーンが生まれる。
多様な利用シーンを生む
研究室

文喫 六本木
オープン日:2018年12月
アクセス:〒106-0032 東京都港区六本木 6-1-20 六本木電気ビル 1F
地下鉄日比谷線・大江戸線六本木駅3・1A出口より徒歩1分
営業時間:9:00 ~ 21:00(L.O. 20:30)
定休日:不定休
席数 :90席
入場料:1,650円(税込) ※土日祝の入場料は2,530円(税込)
公式サイト:bunkitsu.jp
プロデュース:株式会社ひらく、日本出版販売株式会社、株式会社スマイルズ
ブックディレクション:株式会社ひらく
店舗運営:株式会社ひらく・株式会社リブロプラス
担当:
プロデューサー:武田 建悟 (株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
ストアマネージャー:伊藤 晃(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社 / 株式会社リブロプラス)
チーフブックディレクター:有地 和毅(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
サブストアマネージャー・ブックディレクター:及川 貴子(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社 / 株式会社リブロプラス)
アシスタントディレクター:棚橋 美穂(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
プロジェクトマネージャー:谷村 藍(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
上原 満里子(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
WEBディレクター・エディター:浅野 有紀(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社)
ストアスタッフ:山内 璃子(株式会社ひらく / 日本出版販売株式会社 / 株式会社リブロプラス)
一覧に戻る
お問合せ