図書館というとやはりどうしても、権威的・ちょっと固い・静か。そんなイメージが連想されがちです。そして私たちは超研を通して、この世間的な図書館のイメージを崩したいと考えていました。
デザイン面を木下ゆうすけさんにお願いしたのは、まさに図書館のイメージをいい意味で崩してくれるようなデザインを生み出してくれると思ったからです。
だからメインビジュアルの相談の際にこの超研くんというキャラクターが出てきた時は本当に素晴らしい感性だと思いましたね。
木下さんは、プロデューサーである染谷が好きなミュージシャンのアルバムジャケットの絵を描いていたことがきっかけでファンになりました。今回は、ホームページからお仕事依頼の問い合わせをさせていただきました。
図書館の権威的なイメージ
を超研で崩したかった
基本的にはこのように、身の回りで見つけたりとか「これいいな」と思ったらメモをして、素敵なクリエイターやデザインを自分の引き出しにストックします。そして、これだ!というときにご連絡させていただいたりお仕事をお願いしたりします。
本当にこれはもう貧乏性が出ているなと思います。お休みの日でもいつでも、すぐに「これ仕事に活かせるかもしれない!」という発想になるんです。だから日々、これは使えるなっていうメモを取っていくという感覚はずっとありますね。
貧乏性なくらい
趣味をストックする
僕は常に、いい意味で訳の分からない感じや、言葉で綺麗に説明できない感じをちゃんと出したいなと思っているんです。
多くの人は、想いを全て言葉で説明できると思っているように感じます。
でも、もっと訳分かんなくていいのになと思うんです。ビジネスだから、ビジネスは論理立てて進めるべきだ、という風になりがちなのですが、もっと色んな人が集まって適当にやっていると面白いことって生まれるのではないか。みそういうメッセージが出せた方がいいなとずっと思っていました。
私のこういう想いを木下さんに伝えたら、半分人間で半分モンスターのモジャモジャくんが手を取り合って本を1冊持っているというあのデザインが出てきたわけです。まさに人間と未知との生物が半分半分になっている感じ。しかも本がそれを繋いでいるという、とんでもなく良いビジュアルですよね。
色々な人たちが巻き込まれたくなるような、集まって何かができるような。
全部を決め切らないことが、たぶん全体のコンセプト、ベースにはあると思っています。