エッセイやイラストのクリエイティブディレクションにおいては「誰に依頼するのか/どう描いてもらうか」が大きなポイントです。
今回は、自分の尺度で物事を捉えながら世の中をひろく見渡しており、各テーマをぶつけたときにどんな答えが返ってくるのか期待が膨らむ方々に参加をお願いしました。全体のバランスとしては、さまざまな世代や環境に身を置いており、活躍しているフィールドが異なる方に参加いただくことで「結婚式」が多角的に浮かび上がるよう調整していきました。
また、エッセイもイラストもお互いのパートナーはお伝えせずに執筆・制作していただきました。そうすることで並べたときのギャップだけでなく、不思議とリンクした部分について考えてもらう余白を残しています。文章とイラストという異なるプロセスを経て、生まれた偶然の一致を目にすると、「なんだか本当に未来もそうなるのかも」と会場での体験自体の説得力が増すのではないかと考えました。
5人のエッセイストと5人のイラストレーター
2100年でも変わらないであろう結婚式の5つの要素
エッセイ 穂村弘
歌人。1962年札幌生まれ。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌のほかに評論、エッセイ、詩、絵本、翻訳等を手がける。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『世界音痴』『本当はちがうんだ日記』『にょっ記』『君がいない夜のごはん』『絶叫委員会』『ぼくの短歌ノート』など。『短歌の友人』で伊藤整文学賞、『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。
https://mobile.twitter.com/homurahiroshi/mediaイラスト 矢野恵司
1988年高知生まれ。
東京藝術大学彫刻科卒業、同大学院美術解剖学研究室修了。
株式会社任天堂でデザイナーとして勤務後、17年よりイラストレーターとして活動を開始。
https://www.yano-keiji.com/
1|祝う
エッセイ ヤスダユミコ
アートディレクター・絵本作家
原寸大、さわった時の触感。モニターからでは伝わらない、体温が伝わるデザインを心がけている。その一つが生まれる意味や理由を大切に、残っていくものを。ニューヨークADCの金・銀・銅賞をはじめ、世界のデザインの賞を受賞。絵本作家として「おひさまキッチンシリーズ」を出版。今、新作向けて製作中。イラスト 小林一毅
グラフィックデザイナー
1992年滋賀県彦根市生まれ。2015年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、資生堂クリエイティブ本部を経て現在フリーランス。2016年東京TDC賞、’19年JAGDA新人賞、日本パッケージデザイン大賞銀賞受賞。
https://cargocollective.com/ikkikobayashi
2|飾る
エッセイ 三浦哲哉
青山学院大学文学部准教授。東京大学総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は映画研究、表象文化論。二児の父として日々の家事を務める。食についての執筆も行う。著書に『LAフード・ダイアリー』(講談社、2020年)、『食べたくなる本』(みすず書房、2019年)、『ハッピーアワー論』(羽鳥書店、2018年)、『映画とは何か──フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)、『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)。共編著に『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(フィルム・アート社、2018年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ──映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。
https://twitter.com/miuratetsuyaイラスト ほりはたまお
1990年愛知県生まれ。名古屋市立大学芸術工学部デザイン情報学科卒。2013年6月~PALETTE CLUB SCHOOL 16期 イラストコース受講。
http://horihatamao.com/
3|食べる
エッセイ 長井短
1993年生まれ、東京都出身。「演劇モデル」と称し、雑誌、舞台、バラエティ番組、テレビドラマ、映画など幅広く活躍する。読者と同じ目線で感情を丁寧に綴りながらもパンチが効いた文章も人気があり、様々な媒体に寄稿。近年の主な出演作品として『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』『真夏の少年~19452020』『家売る女の逆襲』、舞台KERA×CROSS第二弾『グッドバイ』、今泉力哉と玉田企画『街の下で』、映画『あの日々の話』『耳を腐らせるほどの愛』などがある。執筆業では恋愛メディアAMにて『内緒にしといて』、yom yomにて『友達なんて100人もいらない』、幻冬舎プラスにて『キリ番踏んだら私のターン』を連載。2020年に初の著書『内緒にしといて』(晶文社)上梓。
https://twitter.com/popbelop?lang=jaイラスト 坂内拓
東京生まれ。イラストレーター。
コラージュ作品をメインに、広告、書籍や雑誌、音楽分野のアートワークに携わる。日常風景を叙情的に捉える視点や、作品に余白を作るミニマリストスタイルは、見る者に想像の余地を残し、様々な物語を紡いでいく。主な実績に、TOYOTA、SUNTORY、ANA、MINI、The New Yorker、新潮社、マガジンハウスなど。
https://www.bannaitaku.jp/
4|守る
エッセイ 清水文太
アーティスト・クリエイティブディレクター・スタイリスト。スタイリストとして、19歳から水曜日のカンパネラのツアー衣装や、著名人、テレビ・企業広告のスタイリング、Benettonをはじめとしたブランドのアートディレクションを手掛ける。コラムニストとして雑誌「装苑」をはじめとした多数メディアに寄稿。2019年に自身初アルバム「僕の半年間」を発売。RedbullMusicFesのライブ出演や、広告・映像作品の音楽提供など、アーティスト・スタイリスト・アートディレクターとして多岐にわたる活躍を見せている。
https://www.buntashimizu.com/イラスト POOL
2020年より活動開始。匿名の誰でもない人々を主題に制作。主に広告やCDジャケット、アパレル、装丁等の分野で作品提供。
https://www.instagram.com/_________pool/
5|誓う
各作品についてはWedding Park 2100公式サイトをご覧ください。
https://2100.weddingpark.net/mirai/report/637/
各作品について
Wedding Park 2100
株式会社ウエディングパーク
〒107-0062 東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル 6F
ポップアップ型ショールーム「MuSuBu」(2021年)
〒108-0071 東京都港区白金台4-9-19 HAPPO-EN URBAN SQUARE 1・2F
文化複合施設「スパイラル」(2022年)
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
(2021年)
プロデュース:武藤事務所株式会社、株式会社読売広告社、YOURS BOOK STORE(日本出版販売株式会社)※当時
プロジェクトマネジメント:株式会社読広クロスコム
イベント運営:株式会社八芳園、株式会社読売広告社
会場構成:高橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ
メインストーリー:又吉直樹
ドレス展示:UMIMAE BROTHERS
衣装協力:株式会社フォーシスアンドカンパニー
デザイン:しょうのまき
担当:
プロデュース/プランニング:染谷 拓郎
プロジェクトマネジメント/アートディレクション:深井 航
(2022年)
プロデュース:武藤事務所株式会社、株式会社読売広告社、株式会社ひらく
プロジェクトマネジメント:株式会社読広クロスコム
イベント運営:株式会社読売広告社
会場構成:高橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ
装飾花:株式会社日比谷花壇
ストーリー:又吉直樹
デザイン:しょうのまき(まっきいろデザイン)
担当:
プロデュース/プランニング:染谷 拓郎(株式会社ひらく)
プロジェクトマネジメント/アートディレクション:深井 航(株式会社ひらく)
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