おひさまテラスは2022年4月に千葉県旭市のイオンタウン旭 2階にオープンした、多世代交流型施設です。
旭市から指定管理者の指定を受けたイオンタウン株式会社が運営主体となり、複数のパートナーと共に運営をしています。

施設は大きくパブリックスペース・パーティールーム・キッチンスタジオ・ダンススタジオ・ミュージックスタジオ・コワーキングスペース・ミーティングルーム・ベビーキャンプ・クラフトルーム・カフェレストランに分かれていて、約6,000冊の本がこれらのスペースを彩っています。

イオンタウン様から
「多世代が交流する施設として付帯する多様な機能をまとめあげるために本を使いたい。ライブラリーのプロデュースをお願いできませんか」とご相談いただき、本プロジェクトは実現しました。
公共空間に本を導入することで、場所のコンセプトや多世代の人々を繋ぐことに価値を感じた私たちひらくは、ライブラリーの企画・実装やイベント運営を担当しています。

施設概要は公式サイトをご覧ください。
https://ohisama-terrace.jp/

「まちの人々がつながり、支え合い、共に育む場。」という施設自体のコンセプトに対して、私たちはライブラリーでどういった価値を提供していくことがふさわしいのかをまずは考えました。
おひさまテラスは公共施設ということもあり、主役は「まちの人々」であることが大前提です。そこで、私たちがやりたいことを押し付けるのではなく、自発的に利用したくなるようなライブラリーにしようという方向性になりました。

そのため、「つくって終わりにはせず、開業後の伴走も行いながら、自走するライブラリーをつくりましょう」とお話させていただきました。
それぞれのスペースの個性を生かし、施設のコンセプトを表しながら、どういう本を置くか、どんな使われ方を促していくかを考え、つくっていきました。