ライブラリー的な側面ですと、
毎月の追加選書とその見せ方をサポートしています。
5月であれば日販グループでは新入社員が配属される時期なので、
みんな新入社員が気になっているだろうと想像し、
新入社員におすすめの1冊を選書してもらいました。
6月であれば梅雨で憂鬱な感じがするので、
ライブラリーを爽やかな本で彩ってみよう、ということで
グリーンに関する本を選んだりしました。
本をどのように追加し見せていくかは、
オチャノバで生まれるコミュニケーションのデザインにも
なっているはずだと思っています。
実際、新入社員が選んだ選書コーナーが飾ってある
エントランスでは、多くの従業員が足を止めていました。
このように選書コーナーは新しい仲間の人となりを知るきっかけ
となり、コミュニケーションの起点ともなるのです。
新入社員が記載したコメントカードをじっくり読み、「面白いね」と
声をかけてくださる社外のお客様もいらっしゃいました。
本をどう見せるかで、
コミュニケーションを
デザインする
ライブラリーのコンテンツ拡充だけでなく、
私たちはイベントの企画・運営も全面的にサポートしています。
イベントの切り口は大きく分けて、
本を起点にするか、人を起点にするかの2つで考えています。
本を起点としたイベントには、
選書ワークショップや偏愛ワークショップなどがあげられます。
お招きした社外の方と一緒になって、
オチャノバに潜むピンとくる本を選ぶ。
お互いが選んだ本を面白がりながらおしゃべりする。
本を起点とすることで生まれるコミュニケーションは、
何度やっても非常に面白いですよ。
人を起点とするコミュニケーションでは、
オチャノバの中にあるヒューマンライブラリーを活用しています。
オチャノバ内のラジオ配信はまさに、
ヒューマンライブラリーからの派生です。
日販人の個性にフォーカスをあてた企画は、
これからも実施していきたいと思っています。
このようにオチャノバのイベントは、プランニングの部分と
うまく結びつきながら、人と本の両軸で企画されています。
本を起点とするか、
人を起点とするか
オチャノバに限らずオフィスライブラリーは、
場所が出来て「はい、終わり」とはなりません。
むしろソフト面や、その場所がどう使われるといったところは
オープンしてから本番だと思っています。
そういう意味でいうと、
本による空間デザインやイベント企画によって人が集まったりするという、
オープン後の使われ方の提案をどんどんしていって、
オチャノバ自体がどういう場所になっていくか、
この場所をどういう場所にしていくかというところを、
本やイベントを通じてサポートしているという感覚です。
オフィスライブラリーは場所が出来てからが本番なのです。
オフィスライブラリーは
場所が出来てからが本番
オチャノバに限らずサポートで意識しているのは、
イベントを実施したことでクライアントにどのような価値が
もたらされたかをお伝えするように設計することです。
オフィス内にあるこういった空間は、この場所で単純に売上が
立つわけではないので効果測定が難しいところではあります。
そういう中でも、経営者や決裁者の目線に立ち、
イベントを実施したことでどういった価値がもたらされるのかは
お伝えするようにしています。
例えばひとつのテーマに関してワークショップを実施して、
その場で100個のアイディアが出たとします。
日販グループで言うと、本の価値についてワークショップをした際
には全部で120個の「本の価値」が出ました。
これはお金では換算できませんが、
日販グループにとっては大変大きな価値になります。
オチャノバを作ったことで、イベントを企画したことで
クライアントにどういった価値がもたらされたかということを
考えた上で設計しています。
もし要望があれば、
それらのアイデアをさらに編集してグルーピングして、
「本の価値ってこういうことが言えるんじゃないでしょうか」
「ということは、今回のイベントで発見した価値や課題に関して
こんなことができそうですよね」と一歩深掘りしたご提案を
することも可能です。
参加者がやって楽しい!終わり!ではなく、やってどうだったか、
どう変化していくかといったところの提案をするきっかけに
なるようにイベントを設計しています。
イベントを実施したことで
生まれる価値を大切にする
オチャノバ
リニューアル日:2023年2月
アクセス:〒101-8710 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング 7F
プロデュース:株式会社ひらく、日本出版販売株式会社、コクヨ株式会社
ブックディレクション:株式会社ひらく
運営:日本出版販売株式会社、株式会社ひらく
担当:
プロデューサー:植木大志 (日本出版販売株式会社)
チーフブックディレクター:有地和毅・深井航
アシスタントディレクター:棚橋美穂
定塚友理・南光太郎・松本涼太・横山萌子(日本出版販売株式会社)
運営支援:牛山茉優・奈良部紗羅
玉置真奈・柴山匠 (日本出版販売株式会社)
最終更新日:2024年7月3日
一覧に戻る
お問合せ