お茶は私たちの暮らしに根づいています。しかし、お茶のことを知っているかと言われると、うまく答えられないかもしれません。
　
　奥の深いお茶の世界ですから、たくさんの本が集まりました。お茶そのもの、茶器、お茶を取り巻く歴史や文化。様々なアプローチで、好奇心を広げてみてください。もちろん副島園本店の歩茶を横に置いて。

　新しい服に袖を通す朝、なんだか新鮮な心持ちになります。さあ外に出よう。空は晴れ、鳥は高く飛び、木々は風に揺れている。未来は僕らの手の中、今日はなんだかいいことありそう。
　
　と、ずいぶんハッピーな書き出しですが、身だしなみに気を配り、いつでも清潔で健康でいることって、本当に大切ですよね。自分の機嫌は自分で取る。そのために、身の回りからはじめよう。

　食べることは、生きること。食べることは、生かされているということ。わたしたちの毎日は、「食べる」を中心に回っています。美味しそうな料理のレシピ集を見ていると、思わずお腹が空いてきてしまいそう。
　
　食関係の本は、ぱらりとめくってみるのに適しています。どうか興味の範囲を超えて、普段は読まないような本も手に取ってみてくださいね。

　家や暮らしに関することは興味も悩みもつきません。自分の好きなものに囲まれて、こころ安らかに暮らしたい。でも実際は、いつもバタバタとせわしなく、家の片付けもままならなかったりして。
　
　丁寧な暮らしはできないかもしれないけど、今よりもう少しだけ自分の暮らしを好きになる。そのきっかけになる本が見つかりますように。

　ホワット・イズ・アート？
すぐ役に立つ、効率的、学びを得る。アートは、そういった即効性を求められるものから一番遠い場所にいます。アートは、あなたに見つけてもらうのをじっと待っています。
　
　画集や写真集、論考など、様々な切り口からアートに関する本を集めています。好きなアーティストの好きな理由を探してみる。まずはそこから。

　小説家は言葉を使って私たちの想像力を拡張します。物語はパラレルな世界を現し、より明確に現実を照らします。文学作品が今も昔も必要とされているのは、決して現実逃避のためではありません。現実に向き合うためなのです。
　
　生きるよすがになるような文学作品を一つでも持つことで、きっと人生はほんの少しだけ軽くなる。誰かに言う必要もありません。あなただけの一冊を見つけてください。

　学校、好きでした？ともだちと会うのは好きだったけれど、学校の勉強は全然好きになれませんでした。でも、大人になってから、自分のペースで自分の興味のあることを調べていくと、これがめっぽう面白い。
　
　学びとは新しい自分を知ることなのかもしれません。学び続けることで人は変化することができる。新しい自分を見つけるきっかけが、一冊でもあればうれしいです。

　ここにあるお茶に関する本はすべて古書となり、三服のなかで読んでいただく書籍となります。近年発売された本が新入りだとしたら、ここにある本は先輩たち。今となっては貴重なものも少なくありません。
　
　時の試練を経て残った書籍だけが持つ情報や風情。せっかくお茶に関する場所にきているのですから、ぜひ一冊手に取ってみてください。