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ニュース|2025.4.22
図書館内ショップ「TOSHOP」の
実証実験が始まります
株式会社ひらくがコンセプト策定とビジネスモデル設計に携わっている図書館内ショップ「TOSHOP(トショップ)」の実証実験が、2025年5月31日(土)より順次、全3館の公共図書館で始まります。

「TOSHOP」は、日本出版販売株式会社と株式会社図書館流通センターが、図書館の利用人口、ひいては読書人口そのものを増やすことを目指して取り組んでいる、公共図書館内で本や文具雑貨、地域商材などを販売するための店舗パッケージです。
実証実験は、和歌山県海南市の市民交流施設「海南nobinos」にて5月31日(土)から、愛知県日進市「日進市立図書館」にて6月28日(土)から、石川県野々市市の「学びの杜ののいち カレード」にて7月下旬から、いずれも約半年間にわたって実施されます。
「TOSHOP」は、この実証実験を経て持続性と拡張性を検証したのち、2026年度以降に本格稼働される予定です。
ひらくはこれまで、「本」や「本のある場所」、それらと私たち生活者の関係を再定義し、本を用いた“人をうれしくする場づくり”を、文喫事業、プロデュース事業、公共プレイス事業の各領域で展開してきました。
今回携わっている「TOSHOP」は、公共図書館にショップ機能を加えて来館動機を多様にすることで、本や資料を借りたいとき以外にも日常的に人々が足を運び、集うような場所をつくるための試みです。
これによって、公共図書館のもつ「人と本をつなぐ場」「文化を育むコミュニティセンター」としての可能性を、さらに広げることを目指します。
実証実験では、商品構成、運用方法、仕入れ先、利用客層、展開規模など、図書館が大きな投資や変更をせずに価値を向上させられるような、店舗パッケージの開発と運営オペレーションの検証・構築を目的としています。