「買う」ではなく「本と過ごす時間」に
「森の生活」は2019年11月16日(土)から17日(日)にかけて、
茨城県常総市にある「水海道あすなろの里」で開催された公民連携のキャンプイベントです。
「森の生活」は、掘り出し物がみつかるブックマーケットでも、熱狂を生み出すフェスティバルでもありません。平熱のまま、自分の時間をみつけるための装置です。アメリカ文学の古典的名著『森の生活』(H. D. ソロー著)をコンセプトに、本・音楽・食・人との繋がりを通じ、“自分の時間”をみつける一泊二日の体験を提供しました。
当日は天候にも恵まれ、90名以上の方々にお集まりいただきました。
めいめいが、
自分の時間を
みつけていく。
近年、ブックイベントは全国各地で開催されています。新たな本と出会う機会が増えるのはとても良いことですが、そこで行われているコンテンツは、本を「買う」ことが中心です。そこで、私たちは、本やコンテンツを通じて「過ごす」ことにフォーカスし、それを通じて「自分の時間」を見つけてもらえるような企画にしました。
「買う」ではなく
「過ごす」に
フォーカスする。
公共R不動産(事務局運営:株式会社オープン・エー、代表取締役:馬場正尊)が提案する新しい公民連携手法である「トライアル・サウンディング」を用いて実施されました。
「トライアル・サウンディング」とは、行政が活用を検討している敷地に対し、事業者公募の前段階で、民間事業者による想定提案事業をトライアルで実施する期間を設ける仕組みです。
茨城県常総市が全国で初めてこの方式を採用。「水海道あすなろの里」を対象敷地とするトライアル事業の公募にYOURS BOOK STORE(当時)とWonder Wanderersが応募し、本イベントの共催に繋がりました。